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学ぶ力と創造力~育て、見守る~【ヒューマンアカデミーロボット教室西尾寺津】
今回は、子どもたちの思考力を大切にし母親目線で寄り添う「ヒューマンアカデミーロボット教室西尾寺津」教室長の皿井ゆかりさんにお話を伺った。
現在、学習塾と市内外で4カ所のロボットプログラミング教室を開校している皿井さん。幼い頃からの「塾の先生になりたい!」という長年の夢を叶えるため2012年に学習塾を開校。2016年には“より子どもたちの思考力を育てる学びを”との想いからロボット教室を開校した。現時点でロボット教室の生徒数は4教室併せて約100名以上と生徒数からも人気ぶりがうかがえる。
「ロボット教室と言ってもロボットの作り方を覚えることが大切なのではなく、どう動かしたいかを考える力が大切だと思っています。勉強にしてもこれからの人生を歩んでいくにしても、思考力・発想力をどう育てていくかが重要だと思っているので、私は子どもたちの力をいかに伸ばしてあげられるかを第一に考え、生徒1人1人に寄り添った授業をおこなっています」。
皿井さんの教室での様子をうかがうと一般的な教室のイメージとは違い、子供たちとの距離がとても近い。この距離感が教室の強みでもあり、その結果として令和4年に開催されたヒューマンアカデミーロボット全国大会・テクニカル部門で3位受賞者を輩出している。「保護者の方と同じ目線で成長を見守っている分、生徒の受賞は本当にうれしかったです!ただ教室では私が子供たちに教えるばかりではなく、私自身が子供たちに教えてもらうこともたくさんあります。例えば、子どもたちが考えたやり方では絶対動かないだろうと思っていても実際やってみると面白い動きをしたり、より速い動きをしたり、大人では想像できないことが起こるんです!そこで自然と大人の先入観が子どもたちの可能性を潰してしまうことに気づかされて。大人が先回りして結果を出してしまうのではなく、一緒に考え見守ることで、もし失敗したとしてもそこから思考力が生まれ、より深く学んでいく。本当に子どもたちの可能性は無限です!」
日々アグレッシブに活動している皿井さんは、子供たちの湧き出る可能性を目の当たりにしていく中で新たな目標を見つけたという。「勉強だけではなく子どもたちそれぞれの得意分野を伸ばしてあげたいと思ったのがきっかけで、来春にはeスポーツ教室を開校できるように色々と動いているところです。たくさんの子供たちにスポットライトを当ててあげられる場所を作っていきたいです」。
eスポーツ教室にとどまらず、保護者の方にも寄り添えるようにと趣味の海釣りを活かした魚捌き教室や鮮魚の販売、減農薬で育てた野菜の販売等もおこなっていければと夢を膨らませる皿井さん。子どもたちにも寄り添い、保護者の方たちにも寄り添い、そして地域に寄り添う皿井さんの夢の実現へのこれからの歩みに期待がふくらむ。