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本場の味をつたえたい【メシッコタコス】
2024年10月15日、西尾駅の高架下にタコス専門店“メシッコタコス”がオープンしました。店長である山田尚史さんは、メキシコでの生活を通じてタコスの魅力に惚れ込み、その美味しさを日本に広めたいという熱い想いを持ち続けてきました。本場の味を追求しながらも、日本の日常に溶け込むタコス文化を目指す山田さんの挑戦についてお話を伺いました。
メシッコタコス創業のきっかけ
山田さんがメキシコで過ごした期間は、幼少期の3年間と大学生時代の留学期間等を合わせて約4年半。「タコスの美味しさに感動したと同時に、日本にはこういう味がまだないという思いが芽生えました」。大学卒業後は鉄鋼商社で営業職に従事しながらもタコスへの情熱が冷めることはなく「本場で味わったようなタコスが日本で広まっていれば、僕はタコス屋をやろうと思わなかったかもしれません。」と笑顔で話します。
本場の味を再現する難しさとこだわり
山田さんは、本場のタコスを日本で再現する難しさを語ります。「トウモロコシの皮は美味しさのピークが非常に短いんですが、香りが豊かで具材やサルサソースとの相性が抜群です。当店では一般的に普及していている小麦粉の皮とトウモロコシの皮、2種類ご用意しているので是非食べ比べて楽しんでいただきたいですね。」
また、タコスの味の決め手となるサルサソースにも徹底的にこだわっています。山田さんが配合を考え、本場メキシコで製造し輸入したオリジナルのサルサソースを使用。爽やかな酸味と香辛料の深い味わいが特徴でトウモロコシの皮や具材の美味しさを最大限に引き出しています。
店名・場所へのこだわり
“メシッコタコス”という店名は、「タコスを日本の日常の選択肢にしたい。」という想いから家族との会話の中で生まれました。“メシ(飯)”という日本的な親しみやすさと、ほんのりとメキシコを感じさせる響きが巧みに融合しています。
また地元である西尾市を開業場所に選んだ理由について、山田さんは「慣れ親しんだこの町でチャレンジしてみたい、地元の人たちに本場のタコスの味を気軽に楽しんでもらいたいという想いからこの場所に決めました。」と語ります。西尾駅の高架下という便利な立地で、多くの人にタコスの魅力を伝えたいという強い想いが込められています。
今後の展望
今後について山田さんは「1つ1つのメニューのクオリティをさらに高め、まだ提供できていない具材を使った新メニューも少しずつ増やしていきたい。」と意欲を見せます。
本場メキシコの味を忠実に再現しつつ、日本の食文化に馴染むタコスを追求する“メシッコタコス”。山田さんの挑戦はまだ始まったばかりです。ぜひその情熱が詰まった一皿を味わってみてはいかがでしょうか?