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地域の未来を育てる“本物の身体づくり”【PHYSICAL MONSTER ACADEMY(フィジカルモンスターアカデミー)】

 2025年7月、子どもたちの身体能力と競技力を本質的に高めるための専門トレーニング施設PHYSICAL MONSTER ACADEMY(フィジカルモンスターアカデミー)が開校します。施設の運営を担うのは、杉浦光哉さんと諒哉さんのご兄弟。公務員や民間企業での勤務経験を経て、なぜスポーツの世界に新たな一歩を踏み出したのか。その背景には、「地域の子どもたちの可能性を広げたい」という強い想いがありました。




経験ゼロからスタートした2人の挑戦

 もともとトレーナーとしての実務経験があったわけではないお2人。開業のきっかけは、兄の光哉さんが27歳で再び野球を始めたことでした。「トレーニングを重ねる中で、自身のパフォーマンスが向上していくことを自ら実感し、やがて元プロ野球選手のYouTubeチャンネルでも紹介されるまでになりました。その経験を通じて、身体づくりの重要性を強く感じるようになり、“この思いを地域の子どもたちにも伝えたい”と考えるようになりました」。そんな光哉さんの姿をそばで見ていた弟の諒哉さんも、自らトレーニングに取り組むようになり、やがて兄と共に指導の道を志すようになります。
 そして、約2年の歳月をかけて専門的な資格を取得。一流アスリートも通う東京のさまざまなジムで最新のトレーニング理論を学びながら施設運営のノウハウも独学で習得し、ご兄弟で協力し合いながら開業準備を進めてきました。



競技力向上に特化したトレーニング施設

 フィジカルモンスターアカデミーは、園児から大学生までを対象に“身体の土台=フィジカル”を強化する専門施設です。従来の体操教室やダイエットジムとは異なり、あくまでスポーツパフォーマンスや身体能力の向上を目的とした指導がおこなわれます。幼児~小学校低学年では、さまざまな動きを体験することで“動きの手札”を増やし、小学校高学年~中高生では、それらの基礎をもとに競技力に結びつけていく段階的なトレーニングが特徴です。
 日本では技術偏重のスポーツ指導が主流となっていますが、お二人は「技術はあくまでフィジカル(身体能力)が土台にあってこそ成り立つもの。」と語ります。「“140キロのボールを投げたい”と思ってピッチング練習を続けても、投げるためのパワーや柔軟性などの身体能力が不足していれば、どんなに技術を磨いても目標のスピードで投げることはできません。今持っている身体能力を使いこなすための練習がスキル練習であり、まだ持っていない身体能力を新たに獲得するための練習がフィジカルトレーニングです。そうした視点から、子どもたちの可能性を広げていきたいです」。



目的に応じた2コース制

 同アカデミーでは、目的やレベルに応じて2つのコースが設けられています。基礎から身体づくりを始めたい初心者向けのスタンダードコース。一方、競技力を本気で高めたいという意思を持つ子ども向けのアスリートコース。もちろん、どちらのコースでも個々の成長段階に合わせた丁寧な指導がおこなわれます。また、最初からアスリートコースを目指す必要はなく、スタンダードコースからステップアップすることも可能です。



安心して通える“もう1つの居場所”に

 今後の展望として、お2人は「スポーツで悩んだ時に“まずここに相談してみよう”と思ってもらえる場所にしたい。」と語ります。
 筋力やパワーといったフィジカル要素は、いわゆる“PHV(Peak Height Velocity):身長の年間増加率が最大になる時期”を過ぎた頃から大きく伸ばすことができるため、中高生は本格的なウエイトトレーニングを始めるのに最適な時期とのこと。加えて、中学生が地域の一般的なジムに通うのが難しい現状も踏まえ、そうした年代の子どもたちを受け入れる場としての役割も果たしていきたいと考えています。




「必ず成長できる」自信と情熱を胸に

 「来ていただければ、どんな競技でも必ずパフォーマンスを向上させる自信があります!」そう語るお2人の言葉には、経験に裏打ちされた確かな自信と、地域の子どもたちへの深い愛情が込められています。PHYSICAL MONSTER ACADEMYは、単なるトレーニング施設ではありません。一人ひとりの子どもが自分の身体と可能性を信じて一歩を踏み出せる場所-地域の未来を育む、新しい“学びの拠点”として、こらから多くの子どもたちに寄り添っていくことでしょう。



PHYSICAL MONSTER ACADEMY(フィジカルモンスターアカデミー)

https://physical-monster-academy.jp