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事業者紹介
地域に根ざし、暮らしを包み込む家づくり【大和建設】
西尾市寺津町に拠点を構える「大和建設」は、先代から続く“ものづくり”の想いを受け継ぎ、今年で53期目を迎えました。創業の原点は、先代であり社長の父・松本和雄さんが大工として培ってきた確かな技術と、家づくりへの情熱にあります。今回は、社長・松本和博さん、息子さん・康佑さんにお話しを伺いました。
家全体を包み込む、外断熱二重通気工法
大和建設の家づくりの大きな特長が、外断熱の二重通気工法です。柱の外側から屋根・壁・基礎まで、建物全体を断熱材で包み込み、冬は暖かく、夏は熱を外へ逃がす構造となっています。施工には手間と時間がかかるため、近年では採用する会社が少なくなってきた工法ですが、住み心地と建物の耐久性を第一に考え、あえてこの工法にこだわり続けています。柱の外側に断熱材を施工することで建物自体が長持ちし、快適な室内環境を保つことができます。
宿泊体験で「住み心地」を実感
断熱性を体感してもらうため、大和建設では宿泊体験も実施しています。実際に寝泊まりし、家の快適さを体感できます。実際に宿泊した人の中には、外との温度差に驚き、この断熱性能を決め手に家づくりを進めたケースもあったといいます。注文住宅だけでなく、規格住宅との組み合わせも可能とのこと。
地域密着だからこそできる、長期的な安心
大和建設では家を建てて終わりではなく、建てた後の安心を何より大切にしています。担当者が変わらない体制のもと、10年20年30年と年数が経っても無償で定期点検を実施。年に一度お客様のもとを訪れ、住まいの状態を確認しています。また、施工中には自社チェックに加え、第三者機関による監査を導入。現場ごとに細かな確認をおこない、その内容を紙面でお客様にお渡しすることで、品質と透明性を確保しています。
次の世代へ、そして新しい住まいのかたちへ
息子さんの康佑さんは大学卒業後、警視庁勤務や不動産仲介業を経て、昨年大和建設に戻ってきました。「この会社をこれからも地域に必要とされる存在として残していきたい。」という想いからです。
今後は、独身の方やシングル世帯向けのコンパクト住宅、サウナ付き平屋や“ゼロLDK”といった新しい暮らし方を提案する住まいづくりにも挑戦していく予定です。地域に根差しながらも、時代に合わせた住まいのかたちを模索し続ける大和建設。これからも、西三河の暮らしを支える存在として、家づくりと真摯に向き合い続けていきます。