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市場に揚げたての灯りがともる【深夜食道999(スリーナイン)】


 2025年12月20日、三河一色さかな村に新たな飲食店が誕生しました。天ぷら屋「深夜食道999(スリーナイン)」。市内で海鮮料理店を展開するカネタ水産が手がける新店舗で、ニコラボでの相談をきっかけに構想が具体化し、今回のオープンに至りました。
 店内に足を踏み入れると、目の前で次々と揚がる天ぷら―。「揚げたてを、そのまま食べてもらいたいんです。」そう話すのは、店長の西川さんです。

―普段は出会えない魚が主役

 深夜食道999の天ぷらに使われているのは、いわゆる「未利用魚」。未利用魚とは、味や品質には問題がないものの、規格外などの理由で市場に出回る機会が少ない魚のこと。仕入れは時期によって異なり、太刀魚、ホウボウ、カガミダイ、シズ、ヒラメ、フグなど、その時々の旬の魚が並びます。
 「普段あまり食べる機会のない魚を、揚げたてで味わってほしい」そんな思いが、メニューづくりの根底にあります。

―揚げたてを提供するための工夫

 フライヤー設備にもこだわり、食材本来の旨みを引き出す軽やかな揚げ上がりを実現。
白身魚はふんわりと、衣はサクッとした食感に仕上がります。新鮮な食材をその場で調理し提供できる点は、市場内店舗ならではの強みです。
 来店客からは「白身魚がふわふわで美味しい!」「揚げたてを食べられるのが嬉しい」といった声が多く聞かれています。






―幅広いラインナップと自由な楽しみ方

 天ぷらは魚だけにとどまりません。饅頭やウィンナー、竹輪、紅ショウガ、野菜など、気軽につまめるメニューも充実しています。「市場だから魚だけ、というわけではないんです。いろいろあった方が楽しいですよね。」と語るのは専務の水野さん。
 天丼の提供もあり、エビ天丼はエビが7尾乗って999円と、市場ならではの価格設定も魅力です。「結構ボリュームがあるのですが、朝方には朝ごはん代わりに天丼を楽しむ方も多いですね。ご飯のみを注文して好きな串をのせれば、自分だけのオリジナル天丼を作ることもできます」。







―市場の空気とともに

 来店客は中高年世代を中心に、市場の賑わいを感じながら揚げたての天ぷらを楽しんでいます。「人の流れがあって、その先に少し落ち着いた空間がある。その雰囲気も市場ならではですね。」そう話す水野さんは、「まだまだ課題は多いですが、この場所だからこそできる店づくりを続けていきたい。」と今後を見据えます。
 未利用魚の活用と、市場の魅力発信を両立させた「深夜食道999」。三河一色さかな村に、新たな食の拠点が誕生しました。






深夜食道999(スリーナイン)

西尾市一色町小藪船江東180

営業日:土・日曜日
営業時間:午前2:00~7:00
駐車場:約200台(一色さかな村周辺無料駐車場)