SUPPORT

支援事例

モザンビーク中小企業振興機構(IPEME)のみなさんがニコラボを訪問されました

 2025年12月、モザンビーク中小企業振興機構(以下:IPEME)の職員のみなさんが来日し、中小企業支援を学ぶ研修の一環としてニコラボを訪問されました。今回の研修は12月9日から18日までおこなわれ、ニコラボはその受け入れ先の1つとして選ばれました。
 訪問されたのは、IPEMEの職員7名に通訳や同行者を含めたおよそ10名。研修は日本語でおこなわれ、ポルトガル語の遂次通訳を交えながら、少し緊張感のある中で始まりました。



―「現場に近い支援を知りたい」という声から

 今回の研修は、JICAの【一村一品・カイゼンを通じた地場産業振興プロジェクト】の取り組みの1つとして実施されました。
 現在発展途上にあるモザンビークでは、飲食店や小売業など小規模事業者が多く、IPEMEとしても日本の公的な中小企業支援拠点で、小規模事業者向けにどのような支援がおこなわれているのかを知りたいという動機があったようです。全国各地に中小企業支援をおこなう拠点がありますが、その中でもニコラボはやり方の手当てにとどまらず、事業者一人ひとりに寄り添い、考え方の手当てで伴走する支援スタイルを特徴としています。この度「国の制度だけでなく、市町村レベルのもっと現場に近い話を聞いてみたい。」「支援を受けた側のリアルな声を知りたい。」ということから、数ある支援拠点の中でも市の直営で実践的な支援をおこなっているニコラボが研修先に選ばれました。





―ニコラボの伴走型支援を紹介

 当日は、中村チーフコンサルタントよりニコラボが大切にしている“考え方の手当て”についてのお話をさせていただきました。支援方法の説明だけではなく、実際の支援現場でのエピソードや事業者との向き合い方など現場のリアルなお話が中心となりました。
 話を聞きながら頷く参加者の姿も多く、質疑応答の時間になると次々と質問が飛び交い、予定時間を超えるほど盛り上がりました。





―「新鮮で、とても勉強になった」という声も

 参加者からは、「これまで聞いてきた使い古された内容の話ではなく、日本の昔話を用いた新しい切り口のお話がとても興味深く新鮮だった。」といった感想も聞かれ、ニコラボの取り組みへの関心の高さが伝わってきました。
 特に印象に残った点として挙げられたのが、“起業家や事業者が自ら考え、判断できるよう導く支援のあり方”です。ビジネスアイデアを整理するためのセッションで用いられる手法(MVVB)や、発想・思考そのものを支援する新しい形の支援について、「多くの学びがあった」をいう声が寄せられました。また、「“やってあげる”のではなく、“考えられるよう支援する”というアプローチが印象的だった。」「オーナー自身が判断できるよう導く支援方法を学ぶことができた。」といった意見もあり、ニコラボの自走に導く支援の本質が伝わった様子がうかがえました。加えて、こうした支援が自治体の機関によって提供され、無料でサービスを受けられる仕組みについても「非常に重要な学びだった。」と評価いただけたようです。
 今回の研修を通して国や地域は違っても、事業者に寄り添い、考える力を引き出しながら共に歩む支援の価値は共通していることを改めて実感する機会となりました。



モザンビーク中小企業振興機構(IPEME)